AEDの効果もなかった濃い胸毛
今までに見た一番毛深い人は、マラソン大会の会場で出会いました。
某市のマラソン大会で、急患が発生した場合に備え、大会会場にスタッフが待機するように市から勤務先の病院に要請がありました。当日は看護師の同僚とともにAEDを持って会場で待機していました。走り始めてすぐ倒れた男性がいて、タンカで運び込まれました。救急車がくるまでに持ってきたAEDを使うことになりました。
タンカから出た男性の腕の毛が剛毛で、嫌な予感がしました。あまりに毛深い人は、毛をそらないとうまく器具がつけられないことがあるからです。恐る恐る男性のシャツの胸を開けた私達は息をのみました。胸毛がとぐろを巻いていて、真っ黒で地肌が見えないんです。通常AEDの機械を胸につけると手順が自動的にテープで流れます。しかし、毛に邪魔されて心臓の状態がわからないのか、AEDが全く反応しません。焦っているときに救急車が到着し、事なきを得ましたが後にも先にもAEDが反応しないぐらい毛深い人はこの人だけです。さらに凄いと思ったのは、胸毛はボーボーなのに頭はきれいに禿げていたことです。
無駄毛処理位少しは気にして欲しいものです。